空の鶴《ソラノツル》 - 西海酒造株式会社
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2006:仕込み2
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麹造り(床《とこ》もみ)
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麹造り(床《とこ》もみ)
2006.12.30
放冷機で荒熱を取り除いた蒸米を室《むろ》呼ばれる部屋に運び、均一な厚さになるように広げていきます。
蒸米を広げ終わるとモヤシ(種麹)を振りかけていきます。左下の写真が種麹で、くすんだ緑色に見えるのが麹菌の胞子です。このモヤシの振る量により麹の状態が大きく変わり、酛麹、吟醸麹といった目的に応じた麹を造ります。
室《むろ》は麹を造るために常に30℃以上に保ってあります。ちょっとした真夏の気分です。ただ、室を出れば、5℃しかありませんが・・・
モヤシを振り終わると床もみという作業に移ります。蒸米を広げている台のことを「とこ(床)」と呼び、蒸米をもむような感じで作業するので床もみといいます。この作業で、蒸米の一粒一粒に麹菌の胞子を付けていきます。
床もみが終了すると、蒸米を一カ所に集めます。品温を測定することにより、次の作業を行うだいたいの時間が予測できます。
蒸米が乾燥しないように帆布を何重にもかぶせて、胞子が発芽するのを待ちます。
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