空の鶴ができるまで

空の鶴ができるまで 過去の記録

新酒 - おり引き・貯蔵

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「搾りたて」とは

 おり引きした新酒を、そのまま壜詰めしたもので、濾過や火入れなどの処理は一切していません。また、濾過をするまでのわずかな期間しか、壜詰めできないために本数も限られたものになります。
 搾りたての一番の特徴は、なんといっても若々しいフレッシュ感です。生酒もフレッシュ感はありますが、搾りたてには及びません。
 ただ、わずかなおりや酵素などがそのまま残っているために、味の変化が生酒以上に激しく、冷蔵庫などの低温で保存し、早く飲まれることをお願いします。


「生酒」とは

 おりなどを濾過により取り除き、壜詰めしたもので、火入れの処理はしていません。そのため、フレッシュ感を残しつつも、味の変化を極力抑えたものとなっています。しかし酵素の活性は残っているために、酵素が働かないように当社では出荷直前まで冷蔵保存しております。そのため、お買いいただいた後は冷蔵庫で保存してください。


「火入れ酒」とは

 濾過した後に、60℃ぐらいまで熱した酒のことをいいます。熱をかけることにより、酵素の活性は失われ、品質は安定します。ただ、フレッシュ感は完全に失われてしまいます。しかし、数ヶ月熟成させることにより、酒に丸みが出てきて、味に幅が出てきます。


「おり酒」とは

おり酒 そもそもおりとは、醪《もろみ》を搾ったときに袋から漏れ出た、醪や酵母や米の成分などからなります。このおりを混ぜたお酒がおり酒となります。当社のおり酒は、酵母を完全に死滅させずに、あえて弱らせた状態にしています。そうすることにより、他にはない、独特の風味を醸し出すことが出来ます。ただ、保存条件によっては、発酵して炭酸ガスがでる可能性がありますので、お買い上げいただいた後は、いったん開栓してから、冷蔵庫で保存していただくことをお願いします。


※ ここで述べていることは、当社における考え方であり、一般的な定義と多少異なることがあります。

 

搾りたて純米大吟醸

2011.2.6

純米大吟醸が搾り終わったところで、オリで濁った状態です。数日するとオリが沈み、澄んだ状態となります。

20110206
 

瓶詰め

2011.2.26

タンクに貯蔵してある新酒を瓶詰めしていきます。

20110226
 

火入れ

2011.2.27

吟醸系の新酒は香りがなくなってしまわないように、瓶ごと熱湯につける瓶燗によって熱処理を行います。

20110227
 

後かたづけ

2011.3.27

タンク貯蔵する酒は、一度、熱酒にしてからタンクに貯蔵します。タンクは酒が蒸発しないように、目張りをして封印します。

20110327

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